でも書くとこないじゃん、市販の履歴書じゃ。あの履歴書ってのは普通の型通りの人生を進んでいる人が書くものだよね。オレみたいにエチオピア行ったりして普通の道から外れちゃってる人にとっては使えないフォーマットなんだよ。

 職活動するときに、そんな伝わらないものを書いたって弾かれるだけじゃん。なんだコレは、って。そしたら伝わるように書き変えるだけだよ。どうやったら自分が伝わるか、って書くわけ。だから余計なものは書かない。例えば自宅から職場までの時間とかさ。どうでもいいようなもの、あるでしょ。趣味とか得意な科目とか取っちゃうんだよ。どうでもイイと思うじゃん、そんなものは。新卒ならまだしも、職業を経験している人が得意な学科とかどうでもイイじゃん。

だから自分がわかりやすいようにレイアウトしたわけだよ。それで一番大きかったのは「自己紹介欄」ていうのを1ページまるまる作って、自己紹介した。そこに自分が何をやってきたか書いたの。エチオピアではこういうことをやった、とかね。そしたらよくわかるじゃない。よくわかるというより、オレが意外だったのは、よく伝えるために書いたのに受け取った方が「なんだ、この履歴書は!」って驚くわけ(笑)。それで全部手作りでしょ。枠から手書きで作ってるからさ。だから見る方はこの人物に会ってみたいと思うんだよね。実際、面接に行く確率は高かったよ。だいたい会いたがる。どういうヤツかって。そもそもは欠点隠しのつもりだったのにね。採用担当者に「コイツに会ってみたい」と思わせることが大事なんだよな。